【就職】をして何年目?仕事名は何ですか?
今月で8ヶ月目の、溶接プレス等の工場業務をしていますが、溶接プレスと聞くとどんな印象をお持ちになるでしょうか?
目を保護する為のマスクとお面の間を取った様な物を、左手に持ち顔を覆い、右手でバーナーを持って作業する姿がイメージできると思います。
私は新米なので、そのような仕事はまださせてもらっていませんが、それで大体合っています。
では、実際に溶接プレスとはどのような物を溶接プレスしているのかですが、殆どが車の部品になっています。
私が勤めている職場での作業は至って簡単で、最初に厚さ1cmほどのステンレス製の板をプレス機で加工します。
プレス機というのは文字通り、素材を押しつぶして加工する機械のことです。
私の勤めている会社にはいくつかプレス機械があって、その機械の数だけ人がいます。
操作だけなら至って簡単で、ボタン一つでプレス機が上下に動き、加工したい物を押しつぶします。
押しつぶすと言ってもしっかり決まった形に加工しているだけなので、ちゃんと同じ物を作っています。
この、プレスする工程というのは流れだけならとても簡単な物になっています。
ただ、ステンレス板をセットして、ボタンを押し、加工されたステンレス板を次の工程に持っていけるよう詰んでいくだけです。
セットし、ボタンを押し、積み上げる、この流れだけなら10秒足らずでできます。
しかし、実際はプレスするのは1回だけではなく、大きなプレス機一台につき一人が付いています。
こうして、プレスされたステンレス板は次の工程に運ばれます。
実際はもっと色々な部品があって、その都度小さい形に切り取られたりします。
元々、私は溶接の方に勤めているので、プレスの工程の事はこのぐらいしかわかりませんでした。
プレスされたステンレス板が運ばれる次の工程は溶接になります。
溶接は呼んで字のごとく、ナットや、他の部品等を溶かして接着する作業です。
色々な種類の機械があって、部品に合わせて使い分けます。
入社したての人は大体電気溶接から入る事が多いです。
電気溶接と言うのは、火で溶かして接着するのではなく、電気の力で熱を発生させて溶かし接着する溶接方法になります。
実際に火を扱うわけではないのでそこまで危なくはないのですが、結構な火花が散ります。
その火花は、油がはねた時のような一瞬の「熱い」とかではなく、火花が付いても少しの間は消えません。
その為、社員になりたての頃なんかは火傷が日常茶飯事で、火花がついた携帯のボディーが溶けて穴だらけになってしまいました。
一応、そうならない為に皮手袋があったりもするのですが、首のところにも跳ねてきたりするのであまり意味がありませんでした。
私がしている仕事は、10cm×10cmぐらいの部品を電気溶接する仕事なのですが、意外と奥が深いです。
電気溶接する機械は割りと小さめなもので、腰の高さぐらいに電極があり、その電極の部分に合わせて部品を置きます。
後は、ペダルを踏むと電極が上下に動き、ナットを決められた部分に溶接する仕組みになっています。
おもちゃ箱のように乱雑に部品が入っており、それを手に取り電極にセットし、ペダルを踏み溶接する。
流れとしてはこれだけなのですが、実際はかなりのスキルが必要になります。
まず、10cm×10cmというのは意外と小さく、身近な物に例えると、凄く普通の折りたたみ財布ぐらいの小ささです。
そして、部品は左右対称ではありません、効率的に仕事をこなすには毎回同じところを持って溶接するのが基本です。
しかし、皮手袋をつけたまま何かを同じ向きで持つと言うのはかなり難しいです。
部品にもよりますが、大体5秒で1個ぐらいの速度で作らないと話になりません。
それをいかに上手に、素早くやるかというのが最初の課題になります。
ただ、早ければいいわけではなく、部品を電極にセットする際、電極と平行になるように溶接しなければ不良品ができてしまいます。
皮手袋をつけたまま、その全てを注意しながらやるのはとても練習が必要です。
私の場合、会社で支給される皮手袋は厚さがありすぎて、手があまり動かないので少し薄めの皮手袋を準備しました。
薄めの皮手袋から、少しずつ練習して行くことで厚い皮手袋にも慣れて行こうと考えたのです。
これがかなり上手く行き、気づいた時には入社して半年目の方と同じ仕事をさせてもらっていました。
新しくやることになった仕事も、電気溶接の仕事だったのですが、これは少し勝手が違いました。
まず、部品の大きさが、長さ3メートルほどのもので、竹ざおのようでした。
基本的にやる事は同じで、電極の決められた位置にその部品の決められた箇所を置いて溶接する。
それだけなのですが、大きすぎるのが問題でした。
3メートルもの大きさになると扱い難いのは勿論、重いです。
作業場もそこまで広いわけではないので、他の場所にぶつけないように器用に部品を動かして、丁寧に溶接します。
今までの部品と違い、溶接する箇所が完全に定まっている物ではなかったので、そこに慣れるまでも時間が掛かりました。
溶接する回数も、今までものが2〜3回だったのに対し、この部品は10回以上溶接するので、とても時間がかかります。
逆に、作業している時間が長いので、その間に効率的な方法を見つけて時間を短縮していきました。
他にも、時間が空いてるときや、機械の動かし始めにする仕事で、検査があります。
検査は自分が作った部品を検査器具に嵌め込んで、しっかりナットが部品と平行に接着されているかを確かめるものと、強度テストの二種類があります。
検査器具を使った検査は、普通に自分が溶接した品物を検査器具に嵌まるかを確かめるだけです。
強度テストは、溶接したナットにボルトを入れて、そのボルトに圧力をかけて強度を確かめます。
私の担当する仕事は今のところこのぐらいですが、どれも似たような作業なので、効率的に動くのが大事です。
この仕事は1日にノルマがあり、そのノルマに合わせて残業をしたりするのですが、プレス工程の生産が追いつかなかった場合でも残業になったりします。
逆もまたしかり、と言いたいところですが溶接工程の方で仕事が残っていてもプレス工程の方は普通に帰ってしまいます。
この場合はもう「仕方ない」の一言に限ります。
残業代もちゃんと出て、残業する時にはパンと紙パックの飲み物が貰えたりと、他の仕事にはない暖かさがあります。
上司はとても厳しい方なのですが、なんだかんだで優しくて、私はこの仕事を気に入っています。
お給料も手渡し制なので、何処か嬉しいです。
たまに社員旅行があったりと、不況の波を受けながらも社員を大事にしているとてもいい会社です。







